「暑さのせいか、最近ごはんの食べが悪い…」夏になると、こんな悩みを抱える方が増えます。大人と同じように、子どもも暑さで食欲が落ちたり、体力を消耗しやすくなったりします。

今回は、韓国の家庭で夏に親しまれている、食欲が落ちがちな時期でも食べやすいメニューをご紹介します。

なぜ夏は食が細くなりやすいのか

暑さで体温調節にエネルギーを使うことに加え、汗をかくことでミネラルや水分が失われやすくなります。また、冷たいものばかり欲しがる一方で、しっかりとした食事を嫌がる子も多く、栄養バランスが崩れやすい季節でもあります。

韓国では「伏日(복날・ポンナル)」と呼ばれる夏の暑さのピークに、栄養価の高い料理を食べて体力をつける文化があります。今回はその考え方を、離乳食・幼児食向けにアレンジしてご紹介します。

夏バテ対策メニュー5選

1. 冷やしわかめスープ(冷製ミヨックク風)

a wooden bowl filled with soup next to chopsticks

韓国の定番スープ「미역국(ミヨックク=わかめスープ)」を冷やしてアレンジしたメニューです。だしをしっかり効かせたわかめスープを冷蔵庫で冷やし、食べやすい温度に調整してあげましょう。ミネラル補給にも役立ちます。

2. 冷やし茶碗蒸し(ケランチム風)

a glass of ice tea with a flower on top

卵蒸し料理の계란찜(ケランチム)は、ふわふわとした食感でのど越しが良く、食欲がない時でも食べやすいメニューです。冷蔵庫で軽く冷やして提供すると、暑い季節にぴったりの一品になります。

3. きゅうりとささみの冷製あえもの

sliced cucumber on white surface

きゅうりを薄くスライスし、茹でてほぐしたささみと和えるだけの簡単メニューです。ごま油とすりごまを少量加えれば、さっぱりとした中にも満足感のある一品になります。

4. 豆乳とすいかの冷製スムージー

a cake with fruit on top of a car

豆乳とすいかをミキサーにかけるだけの簡単スムージーです。すいかの自然な甘さと水分で、食が細くなりがちな時期の水分・栄養補給に役立ちます。氷を入れすぎず、優しい冷たさに調整してあげてください。

5. そうめん風・野菜あんかけ

a bowl of noodle soup on a table

韓国でも冷たい麺料理は夏の定番です。細めのそうめんを柔らかく茹で、野菜たっぷりのあんをとろみをつけてかければ、食べやすく栄養も補えるメニューになります。

夏の食事作りで気をつけたいポイント

1. 水分補給はこまめに

食事だけでなく、麦茶や薄めた果汁など、こまめな水分補給を心がけましょう。

2. 冷たいものの摂りすぎに注意

冷たいものばかりだと胃腸に負担がかかることもあります。常温〜少し冷たい程度に調整するのがおすすめです。

3. 品数より「食べられるもの」を優先する

品数を揃えようと頑張りすぎず、この時期は「食べてくれるものを、栄養バランスよく」という考え方で十分です。

まとめ

夏バテ気味で食欲が落ちる時期は、無理に品数を増やそうとせず、のど越しの良いメニューや水分補給を意識した工夫が効果的です。韓国の「伏日」の知恵を借りながら、暑い季節も親子で乗り切っていただければと思います。

次回は、韓国の家庭で親しまれている「お月見・秋の行事食」についてご紹介する予定です。お楽しみに。