朝晩の空気がひんやりしてくると、我が家の食卓にも自然と秋の食材が増えてきます。さつまいも、きのこ、かぼちゃ、れんこん…どれも甘みや旨みが濃く、離乳食・幼児食にぴったりの食材ばかり。今回は、実際にわたしが子どもに作って「よく食べてくれた」と実感したレシピを、体験談を交えながらご紹介します。
きっかけは「野菜嫌い」を克服したかったから

正直に言うと、うちの子は少し前まで野菜全般があまり得意ではありませんでした。特にきのこ類は食感が苦手なのか、口に入れてもすぐに出してしまうことが多く、悩んでいた時期があります。そんなとき、韓国の実家の母から「秋のきのこは細かく刻んでとろみをつければ食べやすくなるよ」とアドバイスをもらい、半信半疑で試してみたところ、思いのほかすんなり食べてくれたのです。この経験がきっかけで、秋の食材を積極的に取り入れるようになりました。
レシピ①:さつまいもと豆乳の優しいポタージュ

蒸したさつまいもを豆乳でのばすだけの簡単ポタージュです。さつまいも自体に自然な甘みがあるので、砂糖やはちみつを一切使わなくても十分満足のいく味に仕上がります。うちの子はこのポタージュがお気に入りで、器を持ってきて「もっと」とせがまれることもあるほどです。冷凍保存もできるので、忙しい日のストックとしても重宝しています。
レシピ②:きのこあんかけの茶碗蒸し風

しめじやえのきを細かくみじん切りにし、だし汁でとろみをつけたあんを、卵液に混ぜて蒸すだけのレシピです。きのこの食感が気になる場合は、みじん切りをさらに細かくすると食べやすくなります。実際にこの方法できのこ嫌いを克服できたので、同じ悩みを持つ方にはぜひ試していただきたい一品です。
レシピ③:かぼちゃと鶏ひき肉の一口ハンバーグ

蒸してつぶしたかぼちゃと鶏ひき肉を混ぜて丸め、フライパンで両面を焼くだけ。かぼちゃの水分でひき肉がパサつかず、驚くほどしっとり仕上がります。手づかみ食べの練習にもぴったりで、うちでは週末の定番メニューになっています。
レシピ④:れんこんの落とし焼き

すりおろしたれんこんに片栗粉を少量混ぜて、スプーンでフライパンに落として焼くだけのシンプルレシピです。もちもちとした食感が楽しく、噛む練習にも役立ちます。最初はれんこん特有の食感を嫌がるかと思っていましたが、意外にも気に入ってくれて、今では「もちもちのやつ」とリクエストされるほどです。
レシピ⑤:秋野菜たっぷりの炊き込みごはん風幼児食

さつまいも、にんじん、しめじを小さく刻んでごはんと一緒に炊くだけで、栄養バランスの良い一品が完成します。だしの旨みがしっかり染み込むので、味付けはごく薄めでも十分美味しく仕上がります。
秋の食材を取り入れて感じたこと
こうして振り返ってみると、秋の食材は自然な甘みや旨みが強いぶん、味付けを頑張らなくても子どもが食べやすいレシピを作りやすいと感じています。無理に好き嫌いを克服させようとするのではなく、食材の切り方や調理法を少し工夫するだけで、思いがけず食べてくれることもあるのだと、実体験を通して学びました。
まとめ
秋は食材そのものの美味しさを活かしやすい季節です。今回ご紹介したレシピはどれも簡単で、忙しい日々の中でも取り入れやすいものばかり。ぜひご家庭でも、旬の味覚を親子で楽しんでみてください。
次回は、秋の果物を使った手づかみおやつレシピについてご紹介する予定です。おやつタイムをもっと楽しく彩るアイデアを、お楽しみに。