前回の記事では、韓国式離乳食でよく使われる食材や、ちょっとした工夫についてご紹介しました。今回はいよいよ実践編として、韓国の「죽(チュク)」文化をベースにした、離乳食用のおかゆレシピを3つご紹介します。

どれも特別な食材を使わず、日本のスーパーで手に入るもので作れるレシピですので、ぜひ試してみてください。

そもそも「チュク」とは?

A blue and white bowl of soup on a table

チュクは、韓国で古くから親しまれているおかゆ料理です。お米をじっくり炊いて作るのが基本ですが、韓国では単に「薄めたご飯」ではなく、肉や魚介、野菜のだしをしっかり効かせた、栄養バランスの良い一品料理として親しまれています。体調を崩したときや、産後の回復食としても定番のメニューです。

離乳食用に作る場合は、味付けをせず、だしと食材の旨味だけで仕上げるのがポイントです。

レシピ1:牛肉と野菜のチュク(中期〜後期向け)

a bowl of soup is sitting on a tray

材料(1食分の目安)

  • 米(すりつぶしたもの):大さじ2
  • 牛肉赤身の細切れ:10g程度
  • にんじん(みじん切り):小さじ1
  • ズッキーニ(みじん切り):小さじ1
  • 水またはだし:150ml
  • ごま油:ごく少量(中期以降)

作り方

  1. 牛肉は細かく刻むか、フードプロセッサーで軽くつぶしておきます。
  2. 鍋にごま油を少量入れ、牛肉を軽く炒めて香りを出します(初期のうちは油なしでもOKです)。
  3. 水(またはだし)と米、にんじん、ズッキーニを加え、弱火でとろみが出るまで15〜20分ほど煮込みます。
  4. 月齢に合わせて、なめらかさを調整して完成です。

レシピ2:わかめとかぼちゃのチュク(初期〜中期向け)

soup in black ceramic bowl

わかめは韓国では「体に良い食材」の代表格。ミネラルが豊富で、離乳食にも取り入れやすい食材のひとつです。

材料

  • 米(すりつぶしたもの):大さじ2
  • 乾燥わかめ(水で戻し、細かく刻む):小さじ1
  • かぼちゃ(茹でて潰したもの):大さじ1
  • 水:150ml

作り方

  1. わかめは水で戻し、しっかり水気を切ってから細かく刻みます。
  2. 鍋に水、米、わかめを入れ、弱火でコトコト煮ます。
  3. とろみが出てきたら、潰したかぼちゃを加えてさらに5分ほど煮て完成です。

レシピ3:あわびのチュク風・白身魚アレンジ(後期〜完了期向け)

white ceramic bowl with soup

韓国では「あわびがゆ」が高級チュクの代表格ですが、離乳食では手に入りやすい白身魚(鯛やたらなど)でアレンジするのがおすすめです。

材料

  • 米(軟飯程度):大さじ3
  • 白身魚(茹でてほぐしたもの):15g程度
  • 卵黄(加熱済み・後期以降):小さじ1
  • 水またはだし:120ml
  • ごま油:ごく少量

作り方

  1. 白身魚は骨を丁寧に取り除き、茹でて細かくほぐしておきます。
  2. 鍋にごま油を少量熱し、軽く白身魚を炒めます。
  3. 水(またはだし)と米を加え、弱火で15分ほど煮込みます。
  4. 仕上げに加熱した卵黄を加えて軽く混ぜ、とろみをつけて完成です。

作り置きのポイント

チュクは一度にまとめて作って、小分けにして冷凍しておくと便利です。1食分ずつ製氷皿やフリージング容器に入れておけば、忙しい日でもレンジで温めるだけですぐに準備できます。

まとめ

韓国のチュク文化をベースにしたおかゆは、素材の旨味をしっかり感じられる、栄養バランスの良い離乳食メニューです。今回ご紹介した3つのレシピは、どれも味付けをせず、素材とだしだけで仕上げているので、月齢を問わず安心して試していただけます。

次回は、韓国の家庭でよく作られる「幼児食向けの簡単おかず」についてご紹介する予定です。お楽しみに。