もやしのナムルは手軽ですが、大人向けの歯ごたえをそのまま幼児食に取り入れると、長い茎が口に残ることがあります。子どもと分けるときは、味の薄さに加えて、繊維を噛み切れるかまで確認したい副菜です。にんじんと一緒に加熱し、大人用のごま油やしょうゆは最後に加える流れにすると、一つの鍋で準備できます。このレシピは固形の食事を食べ慣れた幼児向けの家庭での一例です。もやしをまだ上手に食べられない場合は、無理に出さず、柔らかく煮た別の野菜で献立を組み立ててください。
材料は食べ切りやすい量から
作りやすい量は、もやし100g、にんじん30gです。大人用の仕上げとして、ごま油小さじ2分の1、しょうゆ小さじ2分の1を別に用意します。調味料の量は取り分けた残りの野菜の量と、家庭の好みによって減らしてください。ごま油やしょうゆを野菜と一緒に鍋へ入れず、最初に小皿へ分けておくと、子ども用を取り出す前に味付けしてしまうのを防げます。
もやしは商品の保存表示と期限を確認し、傷んだものは使いません。流水で洗い、長い根が気になる場合は取り除きます。にんじんは皮をむき、薄く短い細切りにします。太さがばらばらだと同じ時間ゆでても硬い部分が残るので、切る段階でそろえておきましょう。しょうゆには小麦や大豆を含む製品があり、ごま油もごま由来です。使う製品の原材料表示と、家庭で食べられる食材を確認します。
にんじんを先にゆで、もやしの長さを調整する
鍋に湯を沸かして、火が通るまで時間のかかるにんじんを先に入れます。少し柔らかくなってからもやしを加え、全体を十分に加熱します。大人用のシャキシャキ感を目標に加熱を早く切り上げず、子どもの分は茎が噛み切れる状態か、清潔な器具で取り出して確かめます。硬ければ追加でゆで、湯の温度が下がりすぎていないかも確認してください。
加熱後は清潔なざるで湯を切り、子ども用を別の器に移します。長いまま口に入りそうなもやしは、キッチンばさみなどで短く整えます。一律の長さを安全の基準にはせず、普段の口の動きに合わせて調整してください。刻んでも繊維が残る、口から何度も出す場合は、その日は量を減らすか別の副菜に替えます。切り方と硬さの両方を見ることが、細かく刻むだけで済ませないためのポイントです。
取り分け後に香りと味を足す
大人用は野菜の水気を切ってから、ごま油としょうゆを少量ずつ混ぜます。味がぼんやりしたとき、すぐにしょうゆを追加すると、後から塩味が強くなることがあります。まず器の底に水がたまっていないか確認し、必要なら水気を切り直してから味を決めましょう。すりごまを使う場合も、子どもの分を分けた後に加えると調整が簡単です。
子ども用は、普段の食事に合わせて必要に応じてごく薄く味を整えます。大人と同じたれを全量混ぜる必要はありません。副菜だけで一食をまかなう料理ではないため、ごはん、豆腐や魚などの主菜と組み合わせ、実際に食べられる量を少しずつ盛ります。取り分けた皿へ追加するときも清潔な箸を使い、食べかけを家族用の器に戻さないようにします。
にんじんの切り方を変えるときの注意

にんじんが食べにくい場合は、長い千切りのままではなく、短くして十分にゆでます。柔らかい部分と硬い部分が混在するときは、切る太さをそろえ直してから加熱を追加します。逆に崩れすぎた場合も失敗と決めず、その日の食べ方に合えば、ごはんや主菜と別々に少量盛って食感を確認してください。
作った後は長時間室温に置かず、すぐ食べない分は清潔な浅い容器で速やかに冷まして冷蔵します。作り置きの日数を一律に決めず、保存状況と商品の表示を踏まえて早めに使い、再加熱も十分に行います。衛生管理は厚生労働省の食中毒予防の基本、食べ方の調整は幼児食の切り方ガイドもご覧ください。