「上の子のごはんを作りながら、下の子の離乳食も準備しなきゃ…」きょうだいの月齢や年齢が離れていても近くても、毎食2種類、3種類のメニューを用意するのは想像以上に大変なことです。
今回は、韓国の家庭でも実践されている「同時進行」の工夫を、離乳食・幼児食のシーンに合わせてご紹介します。
きょうだい育児の悩みは万国共通
韓国も日本と同じく、共働き家庭が多く、きょうだいがいる家庭では「毎食何品も作る余裕がない」という悩みは共通しています。韓国の家庭でよく実践されているのが「ベースは同じ、味付けと形状だけ変える」という考え方です。
基本の考え方:ベース食材を統一する

毎食まったく違うメニューを2〜3種類作るのではなく、同じ食材から、月齢に合わせて形状や味付けを分岐させるのが同時進行の基本です。
例:牛肉と野菜のチュク(お粥)をベースにする場合
- 下の子(離乳食中期):牛肉と野菜をよく煮込み、なめらかにすりつぶしたチュク
- 上の子(幼児食):同じ牛肉と野菜に、少量のしょうゆやごま油を加えて炒め、軟飯と一緒に
このように、鍋やフライパンに入れるタイミングを分ければ、ベースの食材の下ごしらえは1回で済みます。
実践しやすい「同時進行」の工夫3つ

1. 大人用も含めて「取り分け式」で作る
大人用の料理を薄味で作っておき、味付け前に子ども用を取り分ける方法です。韓国の家庭料理は炒め物やスープが多いため、味付け前に取り分けやすいメニューが豊富にあります。
取り分けしやすいメニュー例
- わかめスープ(味付け前に子ども用を取り分け)
- 野菜と肉の炒め物(塩・コチュジャンを入れる前に取り分け)
- チュク・おかゆ類(味付けなしでそのまま活用可能)
2. 「まとめて仕込み、後で分ける」を徹底する
以前ご紹介した作り置き・冷凍保存のテクニックは、きょうだい育児でこそ真価を発揮します。休日にまとめて仕込んでおき、平日は組み合わせるだけにしておくと、日々の負担が大きく減ります。
3. 食材の切り方・加熱時間で調整する
同じ食材でも、切り方や加熱時間を変えるだけで、離乳食用にも幼児食用にも対応できます。
- にんじん:離乳食用はすりつぶすまで加熱、幼児食用は小さめの角切りでやや歯ごたえを残す
- 肉:離乳食用は細かく刻んでよく煮込む、幼児食用は一口大にカットして炒める
韓国の家庭に学ぶ、時短の知恵

韓国の食卓には「一汁一菜+副菜」というシンプルな構成が根付いています。品数を増やすことよりも、「ベースとなる主菜・汁物を軸に、月齢に応じてアレンジする」という考え方を意識するだけで、きょうだい育児の食事準備がぐっと楽になります。
まとめ
きょうだいの離乳食・幼児食を同時に進めるコツは、「全部を別々に作る」のではなく、「ベースを統一し、途中で分岐させる」ことです。取り分け・作り置き・切り方の工夫を組み合わせながら、無理のない食事準備を目指してみてください。
次回は、「韓国の家庭で親しまれている、野菜嫌いを克服する工夫」についてご紹介する予定です。お楽しみに。