韓国の食卓に欠かせない発酵食品といえば、まずキムチが思い浮かぶ方が多いのではないでしょうか。今回は「発酵食品はいつから、どのように離乳食・幼児食に取り入れればいいのか」について、安全性に配慮しながらご紹介します。

そもそも韓国の発酵食品にはどんなものがあるか

Bowls of assorted pickled vegetables and food

韓国の食文化には、キムチ以外にもさまざまな発酵食品があります。

  • キムチ:白菜やきゅうりなどを唐辛子や魚醤などで漬け込んだ発酵食品
  • 된장(テンジャン):韓国式の味噌。日本の味噌よりも粒感が強く、風味も濃いのが特徴
  • 간장(カンジャン):韓国式のしょうゆ
  • 청국장(チョングッチャン):短期間で発酵させる、納豆に似た発酵大豆食品

これらはいずれも塩分や香辛料が強いものが多く、離乳食にそのまま使うことはできません。ただし、工夫次第で幼児食以降に少しずつ取り入れていくことは可能です。

キムチはいつから食べさせていい?

a table topped with bowls filled with food

キムチには唐辛子やにんにく、魚醤(塩分の強い調味料)が使われているため、離乳食期に与えることは避けましょう。幼児食期に入ってからも、辛味の強い一般的なキムチをそのまま与えるのはおすすめできません。

取り入れる場合は、次のような工夫がおすすめです。

  • 辛味のない「白キムチ」や「水キムチ」を選ぶ
  • 与える前に軽く水で洗い、塩分・唐辛子成分を減らす
  • ごく少量から、様子を見ながら試す

年齢の目安としては、辛味に慣れてくる3歳以降を目安に、ごく少量から試すご家庭が多いようです。ただし、お子さんの塩分摂取量や発達状況によって個人差が大きいため、心配な場合はかかりつけの小児科医に相談することをおすすめします。

テンジャン(韓国味噌)を使ったスープのアレンジ

a wooden table topped with jars and containers

テンジャンは風味が強い分、少量でもしっかり味がつくのが特徴です。幼児食に取り入れる場合は、日本の味噌汁を作る要領で、テンジャンをごく少量だけ溶かし込む方法がおすすめです。

簡単テンジャンスープの作り方(目安)

  1. だし汁200mlを鍋で温めます。
  2. 豆腐やわかめ、じゃがいもなど、お子さんが食べやすい具材を加えて煮ます。
  3. 火を止める直前に、テンジャンをごく少量(小さじ1/4程度から)溶き入れ、味を見ながら調整します。

大人用は別に追加でテンジャンを足せば、同じ鍋から親子で取り分けることができます。

発酵食品を取り入れるときの注意点

1. 必ず加熱する

発酵食品はそのままでも食べられるものが多いですが、幼児に与える際は加熱して塩分や刺激を和らげるのが安心です。

2. 少量からスタートする

初めて試す発酵食品は、体調の良い日の午前中など、何かあってもすぐ病院に行ける時間帯に、ごく少量から試すようにしましょう。

3. 塩分量に気をつける

発酵食品は塩分が高いものが多いため、他のおかずとのバランスを見ながら、全体の塩分量を調整することが大切です。

まとめ

韓国の発酵食品は、独特の風味と栄養価の高さが魅力ですが、離乳食・幼児食に取り入れる際は、辛味・塩分への配慮が欠かせません。辛味の少ないタイプを選ぶ、加熱する、少量から試すといった工夫をしながら、少しずつ韓国の食文化を親子で楽しんでいただければと思います。

次回は、「韓国式のおやつ・補食」について、砂糖控えめで作れるレシピをご紹介する予定です。お楽しみに。